我が家は、娘が小学6年生の春、家を隣町に新築しました。
残り1年余りの小学校生活の転校はとてもかわいそうに思い、娘をそのまま祖母の家の居候という形で今までの小学校に通わせることにいたしまいした。
もちろん、朝晩の送り迎えは、母であるわたしの役目です。
私は当時会社員であり、車で2つ向こうの市まで通勤しておりました。
娘のためとはいえ大変なことでした。
ただただ、早く中学に行ってくれないかと、思っていました。
秋がおとずれ、クラスの中では名古屋の私立中学を受験する子供たちの話が頻繁に話題になるようになりました。
私は、娘が当然新しい家の方の公立中学に行くものと思っていましたが・・・・・・
事態は急変(笑)
娘が突然、名古屋の私立中学を受験すると、言いだしました。
何の受験の準備さえしてないのに、受かるわけがない!
娘に理由を聞くと、「知らない人ばかりの中学はイヤなの!!私立であれば、全員が知らないもの同士のあつまりだから、“がんばれる”」と、言うことでしたが、さてさて、困ったものです。
受験をすることは簡単ですが、合格をしなければなりません。
受験する子供たちは、最低でも1年あまりの勉強をして臨むわけです。
この段階で受験なんて、考えられません。
どうしてもという娘の考えに、親はしぶしぶではありましたが承諾いたしました。
ただし、条件を出しました。
受ける名古屋の中学はひとつのみ!
不合格なら、さっぱりあきらめて地元の中学で頑張るということです。 |